こんにちは、川名慶彦です。
僕は10代の頃からアジア中心に旅をしてきましたが、
スリランカでは剣道も楽しんできました。
今回は、
スリランカの学校で剣道の授業をやってきた話
をテーマとして、剣道の素晴らしさと
人生に活かせる理由などについて
書きまとめていこうと思います。
武道を世界に広める意義がある
剣道で人生を救われたといっても
過言ではないくらい、
僕は剣道に大きな感謝があります。
けど、剣道は人間ではないので
当然感謝を述べることもできず、
- 剣道を続けること
- 剣道を学生に教えること
- 剣道で学んだことを人生に活かすこと
これらで社会貢献しようと考えました。
最近は気軽に海外に行けないので残念ですが、
以前、スリランカの学校で剣道を教えながら
伝統文化を伝えたことについて書きます。
剣道を知らないスリランカ人
そもそも海外では剣道を知らないのが普通です。
アメリカ、韓国、タイ、インドネシア、
ポーランドなどは剣道が浸透していて
剣道八段大先生が日本から教えに行っています。
剣道ってけっこうお金がかかるので、
東南アジアや貧困国では浸透しづらいんですね。
ベトナムでは剣道の社会人サークルみたいな
団体が存在していたので、旅をしたときに
剣道でも交流できてめちゃくちゃ楽しかったです。
現地に住まないと知らない飲食店や
観光地を無償でガイドしてもらいました。
ちゃんと食事代としてお礼しましたよ。笑
話を戻します。
スリランカも東南アジアで発展途上国なので
剣道は浸透していませんでした。
「剣道ってなに?」
って感じで最初興味すら持ってもらえませんでした。
けど、剣道経験者の現地の先生と僕の二人で
剣道の授業をやることになって、
生徒はみんな夢中になって参加してました。
竹刀の握り方や足さばきなど基礎から教えていきましたが、
海外で剣道を教える難しさを実感して学びました。
剣道指導&講演が終わって、
打ち上げは一緒に授業をやった
現地の日本人の先生と楽しみました。
スリランカのコロンボは
けっこう発展しているので
オシャレな飲食店も多かったですよ。
僕みたいに剣道をボランティアで教えて
自由なライフスタイルを生きてる人なんて
そういないので特別に優遇されました。
海外の学校で剣道をやれるとは思ってなかったので
実現できてほんと、嬉しかったです。
まぁ、剣道具一式を運ぶだけで
大きなスーツケース1台埋まりましたけど。笑
竹刀は現地で借りましたが、
剣道の防具って20kgくらいするのでけっこう重いんです。
術よりも道を追求する
剣道という『道』を学生時代から歩むことで、
貧弱なメンタルだった僕は随分、鍛えられました。
通っていた剣道場の師範(剣道教士七段)が
めちゃくちゃスパルタ教育の指導者で、
鬼のような稽古を受けてましたね。汗
ほんと思い出すだけで汗をかきそうなくらい
厳しい稽古ばかりでしたが、
今ではそのガムシャラに稽古した経験が
ライフワークにもプライベートにも活かされています。。
それは剣道を通して、
人生の道を歩むために必要なことを
自然と学べたからです。
当時は何も考えないでガムシャラに
剣道で心身を鍛えていた感じでしたが、
社会人になって剣道を再開した今、
膨大な書籍と動画から研究することで
剣道の楽しさとおもしろさを実感できるようになりました。
「剣道ってこんなに楽しいんだ!」
なんて感動は、学生の頃にはできませんでしたから。
というか剣道はスポーツとは似て非なるもので、
心理戦と肉弾戦が融合された武道なのです。
気を練ることができるようになると、
竹刀を振らずとも相手を退かせることができますし、
高段者になると技よりも気と気の勝負になります。
気は目に見えないので、
剣道未経験者は試合を観ても分かりづらいですが、
経験者はエネルギーのぶつかり合いを観て唸っています。
道から学ぶ大切なこと
先日の経営者限定セミナーでも
『道』の重要性を説いてましたが、
剣道は『心技体』という言葉があるように
心と技と体を鍛えることで上達し、
剣道を通して人生の道を学べます。
お子さんが剣道を始めるときに
ママさんやパパさんも一緒に始める方が
けっこういてたまに一緒に稽古すると楽しいです。
学生だと『試合で勝つか負けるか』が
最重要課題になりますが、
大人だと『いかに己に克つか』の方が重要です。
剣道がいくら強くても、
大人に成績表なんてないですからね。笑
今後も剣道から学んだことを
人生に活かせるよういろいろと精進していきます。
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